退職後の認定日に感じた「つながり」

私は今日、2回目の認定日だった。

初回の手続きから1ヶ月。 ハローワークに通うことに、 少しずつ慣れてきた。

最初は「恥ずかしい」と思っていた。 「働いていない自分」を 他人に見られるのが嫌だった。

でも、通ううちに気づいた。 ここにいるのは、 私と同じような人たちだった。

隣に座っていた女性は、 求人票を真剣に見つめている。 向かいの男性は、 職務経歴書を手書きで書いている。

みんな、次に向かおうとしている。 私と同じように。

窓口で、いつもの職員さんが言った。 「求職活動、お疲れ様です」 「何か困ったことがあったら、いつでも相談してくださいね」

その言葉に、温かさを感じた。 私は一人じゃない。 支えてくれる人がいる。

認定を受けた帰り道、 同じ窓口にいた女性と エレベーターで一緒になった。

「お疲れ様でした」 そう声をかけると、 「こちらこそ」と笑顔で返してくれた。

短い会話だったけれど、 なんだか心が軽くなった。

家に帰って、通帳を見た。 振り込まれた金額を見て、 「ありがたいな」と思った。

これは、私が働いた証拠。 2年間、真面目に働いた結果。 胸を張って受け取っていいお金だった。

夜、求人サイトを見ながら考えた。 次の仕事は、どんなところがいいだろう。

今度は、自分の時間も大切にできる 職場を見つけたい。 有給が取れて、 体調が悪いときは休める環境を。

退職してから今まで、 働くことの意味を見つめ直している。

お金のためだけじゃない。 やりがいのためだけでもない。 自分らしく生きるための、 手段の一つなんだと思う。

この文章が、今まさに悩んでいる誰かに届いたら嬉しいです。 新しいスタートを切ろうとしている人へ。

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